亀岡暴走事故の自白に納得出来ない事に賛同します。
2012年 08月 02日

亀岡の暴走事故のご遺族は次々と行動に移されていますが、
この行動力は、ご遺族の方々の、家族への強い思いの表れだと思っています。
↓これは、関西のニュースで8月2日に放送された、その行動力のひとつです。
亀岡暴走事件・遺族が現場道路で独自検証
↓以下参考のため引用------------------------------
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0409542
(※こちらのリンク先で映像を見ることができます。[動画を見る]をクリックしてください。)
京都府亀岡市で無免許の少年の車にはねられ10人が死傷した事件で、遺族らが少年が居眠り運転ではなかった可能性について独自に検証しました。
遺族らは2日、民間の交通事故調査の専門家を招いて、亀岡市の現場道路で同じ車種の車を使って道路状況などを検証しました。
ことし4月、亀岡市で3人死亡7人が重軽傷を負った事件では、無免許の少年(18)が居眠り運転だったとして、自動車運転過失致死傷などの罪に問われています。
しかし、遺族らは居眠り運転について十分に捜査が尽くされていないとして車内の振動を計測するなど、独自に検証しました。
遺族の一人【中江美則さん】
「『居眠り運転をした』っていう自白、たった1回の現場検証だけで居眠り運転と言われても全く納得できなかった」
今後、居眠り運転が多い道路と現場道路の状況の違いを調べ、少年が居眠り運転をしていたかどうか、精査するということです。 .
( 2012/08/02 12:27 更新)
↑ここまで------------------------------------------
あんなにひどい事故だったのに、たった1回の現場検証なのです。
納得なんて、絶対に出来ません!
前にも書いていますが、
あの事故の道路で居眠りという事が信じられません!
どうしてこんなにも、加害者の証言を間に受けるんでしょうか?
そんなばかな、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
本当に交通事故の現場検証はそうなのです。
以前、私の家族が交通事故に遭った事は絶対に忘れられません。
救命センターでは、家族が痛みで苦しんでいて心配な中、
治療中でもちろん会えないし、
CT画像などを見て病状説明を受けながら、
悲しくなる内容やらいろいろな書類(ICUでの注意事項とか)に何枚も署名しなければいけなくて、
まだ、事故に遭ったという事実が信じられなかったこと。
それから。
病院にはずっと家族の誰かがいて、
警察署へ何度も行って、
弁護士事務所へはもっと行って、
うんと疲れ果てたこと。
でも。
現場検証は1回でした。
被害者(私の家族)が頭部損傷で話も出来ない事を知っているから、
加害者は自分にとって有利な話しかしませんでした。
こっちが重傷だという事は当然分っていますし!
加害者が起こした事故現場は、もう、血の海だったんですから!
交差点近くを歩いていただけなのに・・・。(もちろん、歩道です!)
そこへ加害者がかなりのスピードで逆行して斜めに突っ込んで来たのです。
目撃者の方々はもちろん証言をして下さったのですが、
事故現場は語る、と言われるように、
逆行した所で加害者の車が私の家族の上に乗った現場の血だまりが、
どこで事故に遭ったかを証明しているのです。
なのに、加害者は、まるで被害者のこちらが悪いかのような事ばかりを言うし、
挙句、こちらを脅迫して来るし・・・。
怖くて、家族のみんなは一人で家に帰れないじゃないですか。
「すごいのに、えらいことされた挙句に脅迫されてます!怖いです!助けて下さい!」って、
(↑実際は、淡々と被害届を出しに行ったんですが・・・。)
警察署に足を運んだところで、
ただただ、血圧が上がるだけでした。
警察署を出て弁護士事務所に電話をしながら、
「警察は何か起こっても助けて貰えるなんて絶対にない!」と、
どれだけ、心の中で思った事でしょうか。
絶対に許さない!という気持ちがフツフツと沸いてきてそれが力になりをました。
事故に遭った時に最初に救急車を呼んでくれた方にお礼をしに行ったのですが、
ゆっくりと事故の状況を話して頂いて、本当に有難かったです。
後で分かった事なのですが、
救急車が来るまで、頭部に持っていたタオルを当てて励まして下さっていたのです。
それから。
家族で、事故を見ていた人がもっといないか、
その事故現場の近くは片っ端から聞きに回りました。
証言して貰えるかどうか、
事故を見た人が他にいないか、とか。
警察とは別に事故現場での計測やら、
可能な限りの思い付く事は全部しました。
仕事を終えてから深夜まで、
弁護士事務所で打ち合わせにどれだけの時間を費やしたことか・・・。
被害者になってみないと分らない事が本当にいっぱいありました。
後遺症で今も苦しんでいるからもちろんですが、
交通事故に遭った時から、一瞬にして生活も何もかもが変ってしまうのです。
私の家族の事故でもとても大変だったのに、
亀岡の暴走事故は、比べる事なんてできないひどい大事故だったのです。
これまで、どれだけの悔しい思いをされていることでしょう。
だからこそ、署名活動や裁判でお忙しい中、
徹底的に検証されているのだと思います。
この数々の行動力に、家族への思いの強さを感じます。
優しい人達だからこそ、これだけ強くなれるのだと思っています。
どうか、お体を大切に頑張ってください。
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