今日、16日は五山の送り火。
2010年 08月 16日
毎年、母方の実家には遠方からも親戚中が集まる日でもあります。
送り火の時間は、微妙に違っていて、
まず、午後8時ちょうどに大文字(如意ケ嶽)に点火されるので、
外へ出て、銀閣寺の方に向かって手を合わせます。
それから15分程すると、
今度は、親戚や近所の人たちとぞろぞろと左大文字が見える場所に移動して、
金閣寺の方に手を合わせます。
こんな風にして、
それぞれのお山が見える場所に移動しては、
お山に向かって手を合わせて、
ご先祖様をお送りします。
近くだと煙も見えるし、迫力もあるんです。
ぱっと勢いよく燃え始め、静かに消えて行く・・・
こうして毎年、お山に手を合わせることで、夏の終わりを感じます。
昔は御所にある池にこの送り火が映り、それを天皇さんはご覧になったと聞きます。
御所は、お堀もなく塀もとても低いのですが、防御する事は不要だったからなのですね。
そこにいらっしゃった代々の天皇さん。
日本国の危機に日本人が一つなれるのは、今も昔も変わらず、天皇さんのおかげです。
皇室は日本の誇りですね!
ちなみに。この時間帯、京都市内はとても渋滞しますので、車移動は覚悟が必要です。
加茂街道の出町柳以北や渡月橋周辺、松ケ崎街道などが歩行者天国になります♪
鴨川から見る送り火も、嵐山から見る送り火も、とても風情があります。
☆タダで観ることが出来る、おすすめ場所☆
●船岡山公園●
『大文字』・『船形』・『左大文字』・『妙』・『法』
上まで歩いて、点火時間に合わせて場所を移動すると5つが見えます。
京都市内の夜景も見えるので、いい感じです。
※平安京はこの船岡山の山頂を基準にして、南北に朱雀大路が造られました。
地図測量のための三角点もあります♪
☆御利益のおはなし☆
●消し炭●魔除け・厄除け
かつては送り火の後に燃え残った消し炭を粉にし、
病封じに服用する習慣があったそうで・・・
現在は、半紙に包んで軒先に吊るし、魔除け・厄除けに。
●写し水●無病息災
入れ物に入れた水に送り火を照らし、その水を飲むと、
無病息災になるといわれています。
私は、どちらもしたことないですが・・・(笑)
蒸し暑いですが、お盆の京都をぜひ。
2日連続で京都の報告でした。
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